オランダからメールが届いた。
CD聴いてるよ、と。
時差マイナス7時間を超えて、嬉しいメッセージ!
カタコトの英語で返信。ヨーロッパの人たちは壮絶な近代を送ってきたせいか、英語が母国語じゃないのに普通に使える。あれぐらいがいいね。あれぐらいってのも生意気なものだけどさ。
なーんとなくスラッと意味が通って、普通に会話になるような。
国際化か。いいのか悪いのか置いといて、いよいよ当然の風当たりな気配。ただ、音楽はどんどん国際化するべきだとおもうけど。とゆうか守りきれないだろ文化なんて。そんなことしてたら米すらこの国にはないことになる。
まぁでも奴隷同然に外国人を騙して働かせないと成り立たないような産業をどうしても産業とは思えない今日この頃。なんてことだ。1800年代のままだ。
ま、そんなことも思いながら、新しいマフラーを巻いて冬空の下をあるく今日この頃。
先週はレコーディング。



渥美半島、田原市にある谷ノ口、ほうべの森にて。
ここは毎年秋に”海鳴り”とゆう野外フェスがおこなわれるキャンプ場。
そこのホールをお借りして。
なだらかな丘の向こうに沈んで行く夕陽をチラ見しながらレコーディング。レコーディングスタジオではない、自分の時間感覚に合ったところでとりたいなぁと思っていて、快く受け入れたここのスタッフの皆さんには本当にお世話になってる。
音を出すのに適した場所の条件があるらしいけど、あまり深く考えないようにしてる。でもずっとやっていると、なんとなくここは自分の響きが出せる場所ってのが分かってくる。壁の振動なのか、天井の高さなのか、人なのか、色なのか、わからないけど。自分がいいフィーリングでいられるとゆうことはとても重要なこと。
なによりもこのキャンプ場は、ロケーションも、夕陽も星空も緑も海も最高なのだ。
次はキャンプしながらとりたいな。木登りとかしながら。
そうゆう自然に触れていればいつでもいいわけじゃないし、街のギスギスしたところも面白いけど、今自分にとってここはいい場所なんだなぁとゆうこと。
一か所にいるのはあんまり性に合わない。
ま、そんなことは置いといてこれからmix作業。どうなるのか。
何を削るのか、それもレコーディングの面白いところ。そうゆうとこもレコーディングが好きな理由。
デモ音源を作っている。
実際には出せるのに、PCの中では再現できない音や、逆に実際出せないけど、新しいイメージをくれる音もあって、アレヤコレヤの試行錯誤の珍道中。
苦手なパソコン操作も少しずつ慣れてきた。そうなれば猿にタマネギ剥きを教えたようなもの、本質も無くなるまでいじり倒してしまうのが自分だ。
自分はデジタル人間だ、アナログ人間だ、なんて会話をよく耳にするけど、アナログを名乗る奴はただデジタルなものに対応できてないだけだな。アナログを突き詰めていったら果てしないからなぁ。気安くアナログぶるな、と某エンジニアの声が聞こえてきそうだ。
あの会話って無駄だよなぁ。無駄な事はまず、会話から削るべきだ。無駄な手間や労力は、何か返ってくることがあるけれど、無駄な会話には何も残らない。
最近人と話すのがほんとに億劫になっている。まぁそうゆう時期なのかもしれないけど。話し方を忘れたように何も浮かんでこない。両親の空気を読む子供みたいに人を眺めてるんだろうなぁ。
そんな中、きのうはカナダ人に英語の歌詞を相談。
その人、高校のときの英会話の先生。授業中にケータイでテトリスやってたら取り上げられた、その時の先生。その後こんなカタチで接することになるとは。
外国語って難しいなぁ。とゆうより、日本語で考えたことを外国語になおすこととゆうべきか。まぁ普段考えてることを、まったく疎遠なK-POPでも聞いてそうな女子高生に日本語で伝えるのも難しいくらいだから当然か。
ただ日本語であれ外国語であれ、違う世界の人たちに何かを伝えたいと思って工夫することはきっといい事なんだろうなぁ。突き詰めたら、どんなギターを使ってどんな声で歌うってのとおんなじ事だから。
まぁでも別に日常会話もできない英語で歌を作ろうってのもまた、果てしない道のりだから、それもほどほどにしとかないと、きっと自分の性格上、猿のタマネギ剥きになってしまいそう。
ウキキ。
きのうは神戸Varit。
久々のVaritはやはりバーコーナーにはビートルズのもので溢れ、バンドもVaritらしいルーツを持ったバンドばかりで、安心。
数年の空白もすぐに消えた。
ライブが終わった後たくさんの初見の人達にも声をかけてもらって、CDもドイツに渡って行きました。
次は新しい音源を持って回るタイミングだな。
みんなまた遊びに来てくれーい。その頃にはメッシのような足さばきでルーパーを操っているかもしれない。
今日はのんびりまったり神戸散策。

なんだか体調は悪くないけど、疲れている。
アルコールだな。オレはそんなに好きじゃないけど、アルコールの方が言い寄ってくるんだよ。
カラダの中はとてもいいライブモードのままなので帰るのはもったいないけど仕方ないね。レコーディングも始まるし。もう間違いなく新しいステージに登れる気がする。なので、なんだか録るのがこわい。大事に冷蔵庫の中にとっておいたら腐ってた、みたいなことにならないようにしないと。
次回のライブは12/6、地元愛知豊橋clubKNOT。10周年をお祝いだ〜。