2人のクリスとマンチェスター

マンチェスターに戻ったあとは、マンチェスターサイケフェス2019のチケット売り場のライブハウスでライブ。

DJのみんなも仲良くしてくれて、この日のフェスのリストバンドを手にした人たちが、わざわざ足を止めてたくさん見ていってくれた。

かれこれ金曜の2時過ぎから会場してすでに何百人も来てたから、みんな仕事してないのか?(笑)

CDまで買ってくれて、とにかくここでフィナーレを迎えられてよかった。大好きだマンチェスター!

 

次の日は最終日とゆうことで、バスキングで得た小銭をパブで両替してもらった。

まぁ空いた日にやってただけだからそんなに期待してなかったけど、余裕でやってよかったと思える金額だった。色んな人にも出会えたしね。

 

その後は街をフラフラ。スーツケースに入るくらいのおみやげを買おうとウロウロしていたけど、なんかつまらない。

もう小銭いらないけど、雨も上がったのでもう一回バスキングしようと思い立ち、始めてみた。

すると今まで以上の人だかりができて、じゃんじゃん小銭は集まるわ、勝手にフライヤー配ってくれる、その場限りのマネージャーできるわで、なんだかとても感動していた。こんな形で終われるとゆうことを。

 

最後にやはり初めて出来た友達クリスに会いたいなぁと思って、マンチェスターからトラムに揺られてDidsbury villageへ。

ひと月前初めてマンチェスターに着いた時、ヒヨコのように目の前にいる人を頼るしかなかった。そんな彼とそののどかな街を散策するつもりが、LGBTのお祭りをやっていてとても賑やかだった。

入ったお店でクリスが何やら英語で紹介してくれて、急遽ライブをする事に!

12時間後には飛行機に乗るんだけどと思いつつ、クリスの車でマンチェスターまでギターを取りに帰る。

こうゆうのロックだよなーMitsugu!とか言いながら。

ここでもまた色んな人に出会えた。

イギリスに来る前、人種差別があるのではないかと心配していた。駅とかを歩いていると、それらしいものは確かにあった。英語わからないからスルーしてたけど。

でも信じられるものは音楽しかなかったので、そんなことはどうでもよかった。ライブをした場所でそんなことは一つもなかった。そのギャップがむしろ自分はプラスに変えることができた。

 

クリスに別れと、バスキング用のスピーカーを預け、とてもお世話になったパブ兼ホテルのROSE&MONKEYへ。

ここのクリス(別人)にもとても世話になった。ホテルを手配してくれ、タクシーも呼んでくれて、サイケフェスに呼んでくれたのもクリスだ。

メールはほとんど返事が遅いけど、とても愛に溢れた男。マンチェスターにも色んなライブハウスがあるけどおれは最後までクリスを信じる。

ここでも色んな人がユー、この前ヤバかったぞー!って話しかけてくれて、もう泣きそうだおれは!

 

クリスと次の話をして、ハグして寝た。

朝出る時、クリスは下のソファーで寝てた。きっとオレが出るのを待ってくれてだと思う。

話したい気持ちは山々だったけど、置き手紙をして出た。

いかにまた来るか、を考えていたからだと思う。

やはり少し肌寒い朝の風を浴びながら色々思い出しながら駅までの道を歩いた。

 

駅に到着すると、相変わらず電車は気まぐれにキャンセル、遅延していた、、、

 

なんでや!

 

Northampton

ハッピー&リラックスムードのままケンブリッジから、バスでNorthamptonへ移動。

この国の交通と天気はマジであてにならない。

バスの乗り換えの田舎町に着くと、1時間超の遅延。タバコ吸ったり掲示板みながら時間を潰していると、携帯の充電も無くなったので、2ポンド払って充電を始めた。

その途端にバスが到着し、仕方ないのでほとんど充電されないまま、携帯を引き抜いてバスのゲートに走ると、もう行ってしまった。

乗り換え場所のスタッフのお姉さんは、待ってー!、と運転手に合図してくれたがドアを閉めたらもう止まらない。よく走って追いかけてる人いるもんな。

結局2時間近く待たされ、またチケット取り直さないといけないの?とお姉さんにゴネていたら、分かったわ、オフィスに来て、と言われ臨時のチケットをくれた。

発行理由のところには”goodwill”と書かれている。”好意”とゆう意味。好意っておい!と思いつつ、まぁ乗れるならいいかと、また2時間近く待って出発。

そして再び辿りついたNorthampton。

今回は会場のひとがホテルを用意してくれてて、とてもいい部屋だった。

一軒家の一室を貸している感じのところでそこのホスト夫妻もとても優しい。旦那さんはレコードショップをやってるらしい。

マダムが会場までクルマで送ってくれてなんとか間に合った。てかイギリスはほとんど車がマニュアルで、女の人でもチャチャっとギア変えて乗りこなしてる!

 

 

この日は3日間に及ぶビールフェス。

自家製エールビールも10種類くらいある。この手前の葉っぱは、ホップで、これで作っているらしい。すごいな。すぐ裏にはカールスバーグの工場もあるから、もうビールなら任せろって感じだね。

この日はFacebookで宣伝されていたらしく、色んな人が、今日のアクトは君か!いつやるんだ?と声をかけてくれる。

とてもフレンドリーなところだった。オランダから来た人や、踊ってたマンチェスターのマダム、日産で働いてる兄さんや、たくさん話した。

主催のマーカスも、どんどんビール飲んでくれ!って感じですごくいい人。最後は車で送ってくれて、例のレコードショップの周年パーティーに顔だして、ホテルに帰った。

ケンブリッジといいノーザンプトンといい、少し田舎の方が、のんびりしてて人の暖かみに触れることができる。物価もやすいし。

また必ず来たい!

何もないところだが。

ケンブリッジ

そして一旦ロンドンを後にして、

ケンブリッジへと向かう。

ケンブリッジ大学が有名なところだけど、周りには他の大学もいっぱいあって、のどかなところ。

荷物の多いオレには平坦な街ってだけでありがたい!

ホステルにチェックインして、ライブ会場へ向かう。グーグルマップに従って進んで行くと大学の隣の公園と見せかけてお墓だった。

クソ!グーグルめ!

しかも学生みたいなのがベンチでデートしてる。おーい、墓だぞーい。

“あの中でも私達ずっと一緒よね”

“いや、死後の世界のことなど話すなんて論理的じゃないよベイビー”

とでも言っているのか?

墓だぞーい。まぁ日本の墓のイメージより爽やかだけど。。

 

この日は地元のイケイケサイケバンド、GLASS ROOFと、10代にしてすでにアークティックモンキーズ感あるTHE FIFTHと。

フィフスはまだシャイな青年ってかんじで、グラスルーフは陽気な仲のいいバンドだった。

ライブはどちらもとてもよかった!

なかなか日本では見かけられないバンド。YouTubeで見つけた新しいUKバンドって感じで。

おれはもちろんアウェイからスタート。

またいつものジワジワと人が集まって聞き入っていくパターン。

この日は弦が二本も切れた。

最近、酷使してたからな。グラスルーフのメンバーがすぐに足元に替えのギターを置いてくれた。

ありがとう、でもケースの中から弦を取ってきてくれる?と聞いたらすぐに持ってきてくれた。

特に英語は話せないが無言で弦を替えるわけにもいかない。でもすでにいい空気だったので、何もMCでこまらなかった。

このツアーの為に、ダウントンアビー(イギリスの昼ドラてきなドラマ)で英語を勉強した、とかくだらない事話しながら。

 

この日もとても良かった。彼らとはまたやりたいなぁ。

グラスルーフのメンバーが打ち上げ的なホームパーティーに招待してくれた!

みんなが荷物を持ってくれたり、タクシーまでよんでくれたり、レゲエかけながら、その感じで、空の星座を説明してくれたり。

とてもいい時間だった。

何気なくグラスルーフのメンバーが取ってくれた写真。

宝物だぞー。

なんていい奴らなんだ。

来年また必ず戻ってくる!

 

やっぱり思い出していたら色々でてくるから、ゆっくり書き綴っていくよ。